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35歳目前で、広告代理店から異業種の企業広報職へ転職。人生幾度目かの転職を経て、はじめて働きやすい環境とやりがいの両方を手に入れることができました。

幼い頃からルックスにコンプレックスがあった私。そんな私を救ってくれたのは、ファッションやメイクを教えてくれた女性ファッション誌でした。映画『プラダを着た悪魔』を見て感動し、「あんなふうに働きたい!」と大学卒業後は憧れの出版社へ。雑誌編集の仕事は、とてもやりがいがあり幸せな時間でしたが、当時は二徹・三徹なんて当たり前。30代でこの働き方を続けるのは無理だと感じ、30歳で広告代理店に転職。人間関係もよく、福利厚生も充実していましたが、雑誌編集ほどのやりがいはなく、代理店という特殊な仕事柄、将来的につぶしも利かないのでは、と不安を覚えるように。結婚して関東以外に住む可能性も考えると、汎用性が高く、やりがいのある仕事がしたい。でも働く環境も大事……。そんなに都合よく新たな仕事に出会うことができるのか、不安もありました。

もうすぐ35歳という年齢での転職はなかなか厳しく、転職活動は1年半続けることになりました。でも、妥協せず粘ったおかげで、今の企業広報の仕事にたどり着くことができた。環境もよく、会社のブランディングを担うやりがいのある仕事です。

やりがいと働く環境。どちらも捨てられなかった、ちょっぴり欲張りな転職活動。いまはどちらも手に入れることができて、本当にハッピーです。

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