柴山さんショート

ありがたいことに、私には多くの仲間がいます。お互いにそれなりの経験を積んできたため、私ができないことは彼らを頼り、また彼らから頼られたときには、惜しみなく自分の力で役に立ちたいと考えています。そのおかげで、若いときより乗り越えられない壁が減りました。

その際に思うのは「頼ること」と「あてにすること」は違うということ。2021年、公私共に人生が激変。どちらも自分で飛び込んだ環境だったものの、逃げ出したくなるような疲弊や消耗がありました。その極限状態で、抱えていたものを捨て、逆に気に留めなかったものに手を伸ばした。その結果、40代半ばにして未熟な自分を目の当たりにしながらも、まだまだ成長できる喜びを感じることができたのです。そこではじめて「頼りにする」べきものや仲間を正確に見いだすことができました。

「あてにする」とは、自分がもらおうという意識が主体になります。一方、「頼りにする」は、互助関係です。自分の大切なものや人に対して、自分は頼りにしているのか? それとも、あてにしているのか? このことを常に考えて、残りの人生を一緒に過ごす人々や場所を見つけよう。それが2022年の私の決断です。


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