塩山さんショート

2023年7月、約6年勤めた婚活ビジネスを展開する会社から、オープンハウスグループに転職。前職の経験を生かし、婚活イベントを企画しました。

ツアーコンダクターに憧れ、大学では観光学を専攻。観光業そのものへの興味よりも「人を楽しませたい」という思いが強くなり、観光だけでなくイベント業など、業界を広げて就職活動をした結果、結婚相談所や婚活イベントを運営するIBJに入社しました。

婚活イベントの運営に携わり、企画や司会を担当し、支店の店長も経験。20代後半になって、ある程度の業務がこなせるようになると、「このまま続けていていいのかな……」と、今後のキャリアについて悩むようになりました。
同時に、結婚適齢期にも差し掛かり、当時付き合っていた彼氏に思い切って「結婚って考えてる?」と聞いてみたりもしました。近い将来、結婚して家庭を持つことも想定しながら、どんなキャリアを描いていけばいいのだろうか――。

1つの選択肢は、このまま会社に残り管理職になること。
「でもその未来は、本当に自分が望んでいるものなのだろうか……」とモヤモヤ。
2つ目の選択肢は、家業の自動車ディーラーを手伝うこと。でも、両親もまだ元気で、兄もいる。家業を手伝うとしても、それはまだ先でもいいだろうと思いました。
3つ目の選択肢は、キャリアの幅を広げるため、まったく違う業界に転職すること。

それぞれの選択肢のメリット・デメリットや、自分のスキル、やってみたいことなどをひたすら書き出して考えました。
その結果、「いまは自分のやりたい仕事を思い切り頑張ってみたい!」という結論にたどり着き、キャリアの幅を広げられる会社に転職することを決めました。

さまざまな会社の求人情報を見ている中で目を引いたのが、オープンハウスグループでした。不動産業であるオープンハウスが、本業の住まいの提供に婚活を関連させたイベントやサービスを手掛けていることを知り、「面白いな! この会社なら、前職の経験も生かしながら、新しいことに挑戦できそう!」と思ったんです。

実際に面接で社員の方と会ってみると、みんな本当に仕事を楽しんでいてキラキラして見えました。
「こういう方たちと一緒に働けたら楽しいだろうな!」
そういった私のモチベーションと、オープンハウスが今後、婚活関連のイベントやサービスに力を入れたいと考えていたタイミングとが合致して、内定をもらうことができました。

結婚生活と住まいは、切り離せないものです。どこに住みたいのか、どんな家に住みたいのか、その思いがすれ違い、ケンカになってしまうカップルもいます。出会いの段階から住まいに対するニーズが合致すれば、幸せな結婚生活を送れるのではないかという思いで、オープンハウスでは理想の家を切り口にしたマッチングサービス「婚家結(こんいえむすび)」を運営しています。

入社後は、関西支社の広報PR担当者として、婚家結の運営に関わりました。数カ月後にはオープンハウスとしては初となる婚活イベントを提案し、「machicon JAPAN(街コンジャパン)」を運営するリンクバルさんとの協業が実現しました。

2024年5月には自社独自で、婚家結初のオフラインイベント「婚家パーティー」を開催。20~40代までの男女合わせて約50人が参加してくれました。みんなで一生懸命イベントの企画や準備をして、参加してくださったお客様が楽しそうにしてくれたり「面白かったよ!」と言ってくれたりした瞬間の喜びが、この仕事の最大のやりがいです。転職してまだ1年ですが、毎日がとても楽しく、自分の成長も実感できています。
これからは、より多くの人にオープンハウスのお住まいと婚活を関連させたイベントやサービスについて知っていただけるよう、さらに情報発信に力を入れていきたいです。

(構成/尾越まり恵)

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