みのりさんショート

「人と人の会話のきっかけを作る番組を作りたい」。
10歳のときから思い続けた「テレビ番組を作る」という仕事に就くため、必死に就職活動を頑張りました。1社だけ映像制作会社に内定をもらって入社。憧れた世界、憧れた人たち、憧れた場所での仕事はキラキラしていて、「この仕事さえあれば何もいらない」と思いました。私は夢中で、休むことを忘れ、仕事に向き合い続けました。

しかし、入社から1年半経ったころ、自分は何者なのか、何をしたいのか、まったく分からなくなっていました。
「うつ病」――。逃げられない現実でした。
「このままでいいのか?」。休職して、考えました。

仕事から離れた日々の中で、最初に思ったことは「働きたい」ということ。でも、今の仕事では長く働けない。そう思い、転職を決断しました。「テレビ一筋で生きてきた自分が、テレビ以外に、やりたいことなんてあるのだろうか」。そう思っていましたが、番組制作の中で人の人生に向き合ったことが楽しかったことを思い出し、誰かの人生に寄り添うような仕事をしてみたいと思うようになりました。

ご縁があり、この春から新たに、人材関連の仕事を始めています。違うステージで新たな夢を見つけたいです。

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