レロちひろ

長女を出産後、フランス式育児を取り入れたことで、寝不足知らずの子育てに成功しました。

沖縄県出身なのに山梨県民の母似で、純日本顔の私。4人兄弟とも母のDNAが強く「沖縄顔」でないことに幼い頃から強いコンプレックスがありました。沖縄県はアメリカ人との接点が多いこともあり、「この顔のコンプレックスを解消するには、国際結婚しかない!」と幼心に誓った私。

英語科の高校を卒業後、東京モード学園でファッションを学ぶうちに、「外国人はアメリカ人だけじゃないんだ」ということを実感。そこから一気に外国への想いが蘇り、親を説得して2年半のイギリス留学へ。結局そのときは、いい出会いはありませんでしたが、 海外の空気は肌に合っていると実感しました。

そんな中、留学中に知り合った友人主催の誕生日パーティーで在日中のフランス人の彼と出会いました。家が近かったこともあり、日本を案内しているうちにお付き合いがスタート。32歳で念願の国際結婚を果たしました。34歳で長女を妊娠。妊娠中に出会ったパメラ・ドラッカーマン著『フランスの子どもは夜泣きをしない』(集英社/2014年刊)を読 み、フランス式育児に衝撃を受けました。と同時に、これを日本でも導入できたら革命的だと思い、義母に頼んでフランスの育児本を送ってもらい、夫と2人でフランス式育児を始めました。

日本式育児は赤ちゃん中心で、四六時中赤ちゃんのお世話をするのが基本です。一方、フランスでは「教え育てる」ことに主眼を置き、環境と時間を整えることで生後2~3カ月で大人と同じように「セルフねんね」をできるようにする、いわば大人中心の子育て。
実際に長女出産後に導入してみると、生後2カ月経つ頃には夜寝て朝起きるというサイクルを実践できるようになっていました。

フランスでは、赤ちゃんには学習する力が備わっていると考え、乳児のときから自立して自分の人生を楽しむことを教えます。子ども部屋を用意できなかった次女のセルフねんねに成功したとき、日本でもフランス式育児は有用だと実感することができました。

現在はこの経験を生かして、フランス式育児アドバイザーとして活動しています。2022年には書籍も出版し、今年は韓国でも翻訳出版される予定です。睡眠不足で悩むお母さんの力になりたい。今後はオンライン講座などを通じてフランス式育児のメソッドを共働き世代の人たちに広く伝え、仕事と育児の両立がよりうまくできるように手助けしていきたいと考えています。


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