『好きなことを仕事に「しない」選択』喜多真紀子　メーカー勤務

これまでずっと「好きなことを仕事にしなければ」と考えて就職先を選んできました。
「好き」を仕事にしている人は輝いて見えるもの。そこに、どこか強迫観念のようなものがあったように思います。でも30歳目前で2度目の転職を考えたとき、自分にとって本当に幸せな状態とは何なのか、真剣に見つめなおすことにしました。

働きやすさ、社風、そして長く働くことができるかどうか。本当はそういったことのほうが大切なのではないか。私の人生哲学は何だった？

最終的に、福利厚生やOJT、キャリア形成など、仕事以外の面でも手厚いサポートがあること、実際に働いている方々の満足度などが決め手となり、今の会社を選びました。
DX推進関連部署での仕事は、やりがいもあり、人間関係も良好。これまで当たり前だった残業地獄からも解放され、パン作りやヨガ教室など、今までほとんど叶わなかったアフター５も充実させることができました。

私の人生のテーマは、謙虚で自信のある人間になること。新しい環境に移って1年半。仕事も美容も自分磨きも、今は全力で取り組むことができています。これからも自分らしい生き方を大切に進んでいきたいと思います。