『26歳でデザインを学び、42歳で起業』遠島啓介　ドーナッツカンパニー代表

大学卒業後、エンジニアとして働くかたわら、趣味で知人のホームページ制作を手伝っていました。次第に、デザイン制作の魅力に引き込まれていき、デザインを仕事にしようと決意。26歳で専門学校へ入学し、その後WEB制作会社に転職しました。

WEB制作は会社設立やサービス刷新といったタイミングが多く、さまざまなロゴ制作の現場に立ち会います。しかもロゴデザインは会社やサービスの顔となるため、関わる人の熱量も高い。そんなロゴの世界が面白いと感じて、世の中のさまざまなロゴデザインを紹介するブログを開設しました。そのブログが出版社の方の目に留まり、ロゴに関する書籍を出版することに。ぼんやりと考えていた起業がにわかに現実味を帯び、「やるなら今しかない！」と直感。2014年6月5日、「ロゴの日」を選んで起業しました。42歳のときです。

設立8年、これまで約170件のロゴ制作を手掛けてきました。依頼された方にどんな思いがあり、何を目指しているのか。しっかり耳を傾け、想いを形にしていく。企業の重要な局面に携わり、伴走していけるロゴ制作は非常にやりがいのある仕事です。あのとき、起業してよかった。これからもロゴの世界を生涯歩んでいきたいと思います。