ひらりんショート

新卒として入社後、12年10カ月勤務した監査法人を退職し、先輩が設立した良公(りょうこう)監査法人に転職しました。この決断の背景には、恩師とも言える3人の先生との出会いがあります。

1人は、小学生のときに通っていたそろばん教室の先生。僕は物心ついたときから数字が好きで、時計の数字をずっと眺めているような子どもでした。小学2年からそろばんを習い始め、計算が楽しくなった。そんな僕を見て、先生が「簿記という資格がある」と教えてくれました。小学生が取得できる資格ではないので、そのときは心の中に留めていました。

そして高校時代、進路に迷った僕の相談に乗ってくれたのが校長先生です。税理士として働いた経験を持つ校長先生は、こうアドバイスしてくれました。
「税理士は大人になってからでも挑戦できる。大学で勉強するなら、簿記をベースにした会計士を目指してみてはどう?」
この瞬間、そろばん教室の先生が教えてくれた「簿記」と結びつきました。

大学卒業後、入社した監査法人で僕を親身に指導してくれたのが、24歳上の先輩です。やがて彼は独立。僕は「担当する企業のIPO(新規上場)を達成する」という目標を持ち、経験を積んでいきました。2021年、ずっと担当していた3社が、立て続けに上場を実現。大きな達成感を味わったと同時に、僕は燃え尽きて、次の目標を見失ってしまいました。これまでの働き方を大きく変えたいという思いもあった。そんなときに先輩が「うちに来ないか?」と声をかけてくれたのです。求められたことが嬉しく、転職を決意しました。

良公監査法人の主なお客様は、学校法人や公益法人、社会福祉法人です。会計士としてはニッチな分野だからこそ、強みになる。ここでまた新たな経験を積み、専門性を高めていきたいと思っています。


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