林崎一雄

セルロース断熱を使った百年住宅「100年コンフォート住宅」ブランドを販売することを決めました。

高校卒業後、大手ゼネコンで長く建設事業に携わってきました。その後、住宅に携わりたいという想いが強くなったことと、組織にうまく順応できなかったこともあり、10年務めたゼネコンを退職。30歳のとき、ゼネコン時代の先輩と2人でリフォーム会社を立ち上げました。

リフォームの仕事は木造が主流。壁体内結露や腐食、害虫の発生なども多く、何か対策できないかと考える中で、「日本の高温多湿の気候と、木造住宅に合った断熱材はないのだろうか」と2000年に渡米、古紙でできたセルロース断熱に出会いました。断熱性、耐火性、防音性など全米No1の品質とシェアを誇るセルロース断熱について学び、日本に輸入。日本全国に普及するための会社としてアップルゲートジャパンを設立しました。

セルロース断熱は日本の従来の断熱材と比べ、日本でのシェアはたった2%。しかし自然素材である古紙を使っているので環境にもやさしく安全・安心で、CO2排出量も削減できています。セルロース断熱に賛同してくれる工務店さんも増え、現在加盟店は全国に70店舗ほどに増加しました。

セルロース断熱の施工は、新築、リフォームどちらも対応可能です。改めていろいろな住宅を見ているうちに、木造住宅にはどうしても構造体自体が劣化するという問題があり、そこを変えなくては住宅の寿命を延ばすという根本的な対策が打てないと考えました。

再度調べていく中で、地震や台風・火事などの災害にも強い、「壁式プレキャス トコンクリート工法(N-WPC工法)」を使った百年住宅に出会い、このコンクリート住宅を提案したいとの思いが強くなりました。そこで、「人生の集大成となる家づくりがしたい」と一念発起。コンクリート住宅の安全性とセルロース断熱の快適性を組み合わせて安心・安全・快適に住める「100年コンフォート住宅」を開発しました。

セルロース断熱とN-WPC工法で実現する、安心安全で快適な住まいづくりの提案。人生の集大成として、2024年からこの販売に力を入れていきたいと思っています。


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