コロナ禍で経済が止まった2020年夏、わたしは唐突かつ漠然と起業することを決意しました。資金もビジョンも事業内容すら何もない。決まっていたのは「誰と」起業するか、ただそれだけ。その誰かは、よく飲んでよくしゃべりよくこける、陽気で風変わりな先輩で、最大の思い出といえば、カラオケ店でワインボトルを3本空けたとか年間で一緒に飲んだ回数が3桁を超えたとか、およそ仕事とは縁のない謎の記録ばかり。
心配顔の友人たちから日々寄せられる、マネタイズだの資金繰りだの「てか、お前必要?」だのというバラエティ豊かなツッコミどころに「わたしも知りたい」と半泣きで過ごした500日。
起業時点で面白そうな何かはまだこの世になかったけれど、とりあえず、この変な先輩と「人生、楽しもうぜ!」と後輩諸君に伝えることが我らの責務なのだと何となく理解して、一つのメディアを形にしました。
都合のいいプロットも、大それた使命もない、主役と脇役が入れ替わりながら紡いでいく複雑で奇天烈な人生という物語。等身大の大人たちが泣いて笑って葛藤しながら生きる姿を集めていきます。このメディアが誰かの希望になることを願って。とりあえず突っ走る!
(写真/UZUKI SAITO)
心配顔の友人たちから日々寄せられる、マネタイズだの資金繰りだの「てか、お前必要?」だのというバラエティ豊かなツッコミどころに「わたしも知りたい」と半泣きで過ごした500日。
起業時点で面白そうな何かはまだこの世になかったけれど、とりあえず、この変な先輩と「人生、楽しもうぜ!」と後輩諸君に伝えることが我らの責務なのだと何となく理解して、一つのメディアを形にしました。
都合のいいプロットも、大それた使命もない、主役と脇役が入れ替わりながら紡いでいく複雑で奇天烈な人生という物語。等身大の大人たちが泣いて笑って葛藤しながら生きる姿を集めていきます。このメディアが誰かの希望になることを願って。とりあえず突っ走る!
(写真/UZUKI SAITO)