
アンニョン!
5月に「韓国の「百想芸術大賞2026」を観覧してきました!」と報告したばかりですが、実は、シルバーウィークにまた韓国に行って来ました。
今回は4泊5日のはずが、帰国予定の日に台風で飛行機が飛ばず、結果的に5泊6日の旅となりました。
韓国語なんて、もう一生無理なんだ……
韓国語の勉強を始めて、今年の7月で丸3年。4年目に突入しても、一向に話せるようにならないことに、だんだん焦りを感じるようになりました。
基本独学で、土・日に1時間程度テキストで勉強、あとはインスタやYouTubeを見たり、月1回レッスンを受けたり、言語カフェに行ったり、AIアプリで会話練習をしてみたり。自分の中では結構頑張っているつもりだったけど、ちっとも話せるようにならないのはなぜ……。
最初は楽しかったんです。聞き取れる単語が増えていくたびに「あ、これわかる!」「いま●●って言った!」と加点方式だったから。でも、いつしか減点方式になり、「あれもわからなかった」「これも聞き取れなかった」と、落ち込むことが増えていきました。
――あれ? このままでは、生きている間に話せるようにならないのでは?
40歳を過ぎて勉強を始めたので、「そんなにゆっくり勉強している時間はないぞ」と思った私は、「そうだ、韓国の学校に行こう!」と一念発起。とはいえ、東京での取材もあるので、そんなに長くは行けません。そこで、「短期留学」と検索してみたところ、シルバーウィークのはじめの金・土2日間の短期留学プログラムが見つかったんです。
1日3時間、会話中心のレッスン×2日。1日目は授業が終わったあとに、ソウル二大市場の1つ、「南大門市場」に行って食べ歩き(ガイド付き)。それで、計2万2000円。
楽しそうだし、リーズナブル! 早速申し込みをして、韓国へと飛び立ったのでした。
「文章をきちんと完成させましょう」
1日3時間というのは、学校の授業にしては少ないですが、これまで、一度にそんなに長い時間勉強したことがありません。「わたしの頭は耐えられるのか?」「知恵熱出ないかな?」と心配しつつ、朝10時、学校が集まるエリア、「鍾路(チョンノ)」にある「ハングルパークアカデミー」へ。
到着すると入口に日本人らしき女性の姿が見えました。「レッスンですか?」と聞くと、「はい」と。海外で日本人と会うと安心する!
結局、今回生徒は大阪から来たというこの女性とわたしの2人だけでした。
レッスンは、「行く」「来る」「着る」「作る」などの基本動詞をもとに、ひたすら先生からの質問に答える形で進められました。
・普段、何時に起きますか?
・スーパーにはどれくらい買い物に行きますか?
・韓国に来たら何をしますか?
・ワンピースは着ますか? なぜワンピースを着ますか?
・家で韓国料理を作りますか?
・会社には普段どのようにして行きますか?
これらの質問に文章で答えるのは、結構難しい。
韓国語も日本語と同じで「行くとき」「行きます」と、後に続く言葉によって動詞が活用します。「この基本をいまのうちに覚えましょうね」と先生。「行くます」みたいな、変な言い方にならないように……。
また、「8時に起きます」など、時間を言うときにわたしは助詞の「に」が抜け落ちがちだったので、「『に』をつける癖をつけましょうね」と指摘されることも。一生懸命話しているつもりでも、「8時起きます」って、カタコトやん。
そして、叩き込まれたのが「文章を最後まで終わらせましょう」ということ。動詞の活用に自信がないから、つい単語だけ並べてごにょっとしがちなのですが、文章を最後まで終わらせることで、過去、未来、現在の時制や、勧誘、提案、命令などの表現が正しく話せるようになるというわけです。
授業で習ったのは、すでに知っている単語がほとんどでしたが、このタイミングで基本をしっかり教われたのはありがたかったなと思いました。1日3時間×2日の授業で、急に話せるようにはなりませんが、この時間は、あとからじわじわ効いてくるだろうな、と感じました。

2日目の最後に、先生から修了証をいただきました!

記念撮影。2日間、頑張ったよ~!
「韓服ポチャッコ」が欲しかったんです!
5日間の滞在中、「どれだけ自分の韓国語が伝わるのか、レベルチェック!!」と楽しみにしていたのですが、いまのわたしの語学力ではまだまだお店で注文するのもままならない状態でした。結果的に、いろんな人に怒られ続けたなー、という印象が残る(何を言われているかわからないから、怒られているように感じてしまう 涙)。
まず、初日に仁川(インチョン)空港の入国ゲートで「通る場所が違う!」と怒られる。スタバのお姉さんには、朝の混雑時だったからなのか、不愛想に対応される。スタバのホスピタリティはグローバル標準じゃないの?
セブンイレブンでお水を買おうとしたときは、ウォン(現金)で払いたかったのに、後ろに待っている人がいて、レジのお兄さんに「早く!」という顔をされたから、クレジットカードで払おうとしたら、「差し込む方向が違う!」と怒られる(涙)。
そして、カフェ「EDIYA COFFEE」でのこと。
ちょうどサンリオとコラボをしているタイミングで、韓服を着たポチャッコがもらえるキャンペーン中だったんです。どういう条件でもらえるのか、きちんと予習しなかったわたしが悪いのですが、まず、レジのお姉さんに「ポチャッコがほしい!」と訴えてみる。甘いものが飲みたかったので、最初はクリームの乗ったココアを「イゴ(これ)」と指をさして注文。
すると、「それではポチャッコは買えない」みたいなことを言われたので、「金額が条件に満たないんだな」と思って、「ハンボン?(もう一回?)」「タシ?(再び?)」みたいなことを聞いたつもりが、ここで店員さんにはココアをもう1杯注文したと思われたみたい。しかし、「何かもう1杯頼まねば!」と思ったわたしは、「アイスティー」と伝えた。
そうしてお会計をしたら……何ということでしょう。
ドンドンドン!と、3杯も出てきましたよ。オットケ―!

ココア(クリームつき)2杯と、アイスティー(らしきもの)。サイズもでかっ!
しかも、アイスティーはストレートが良かったのに、ライチティーみたいな、甘いドリンクだった。たまたま渡韓のタイミングが重なった韓国友の先輩と待ち合わせをしていて、ココアを飲んでもらったので、捨てずにすんだけれど……。こういう1つ1つの体験によって、「わたしはまだお店で注文もできないんだ……」と自信をなくしてしまうんですよね。でも、多少のことではへこたれない強い心は養われつつあると思う。

戦利品の韓服ポチャッコ(左)と、韓服を着た俳優パク・ボゴム(ボゴミ)氏(右)。ボゴミがポチャッコを好き、かつファンダムの間では「似てる!」と話題なので、韓服ポチャッコが欲しかったのです
しかし、今回1つだけ、「成功体験」と言える出来事がありました。韓国のカフェは店内にトイレがないことが多いのですが、別のカフェに行ったときに、店員のお姉さんが「トイレは外にあります。お店を出て右に行ってください。トイレに入るための秘密の番号はここ(レシート)にあります」と説明してくれたのが、わかったんですよ!
何と言ったのか、正確に文章で再現することはできないけど、奇跡的に「ファジャンシル(トイレ)」「バッケ(外)」「オルンチョ(右)」「ピミル(秘密)」という言葉が聞き取れたために、意味がわかったんです! 本当に理解できるときって、脳内で日本語に翻訳されずに、そのままスッと入ってくるものですね。これには自分でも感動しました。
しかし、言語習得の道のりは遠い。一歩一歩、進むしかありません。
5日間も韓国にいると、ハングルだらけの世界がしんどくなり、初日はムダに「アンニョンハセヨ~」と韓国語を使っていたくせに、最後の仁川空港では韓国語を話す努力もやめて、「はーい」「わかりましたー」「すみませーん」と日本語を話しながら帰国しました(笑)。
毎回、疲れ果てて「もうしばらく韓国語も韓国料理も無理。見たくもない」と思うのに、帰ってくるとまたすぐに行きたくなってしまう。韓国は、そんな不思議な国です。










