30代はよく泣いていました。仕事ない、お金ない、結婚できない。ないない尽くしです。特に恋愛は毎日がジェットコースターのようだった。酔っぱらってビールジョッキを回し蹴りしたこともあれば、夜中に裸足で恋人の後を追いかけたこともある（苦笑）。
そうやってめそめそ泣いていたわたしを、「大丈夫、40代は楽しいよ」と抱きしめてくれた先輩たちがいました。わたしなんかよりよほど多くの修羅場を経験したであろう年上の女性たちが、とても軽やかに、楽しそうに生きている姿は、当時のわたしにとって希望でした。
40代になったわたしは、もう前後不覚になるほど酔っぱらわないし、裸足で駆け出すこともない。何より、ようやく仕事の手応えを感じられるようになった。
10年間のフリーランスを経て法人化、メディアを立ち上げようと決めたとき、最初に思い浮かんだのは、わたしを抱きしめてくれた温かい腕でした。後輩女性たちをやさしく包み込む先輩のようなメディアを作りたい。そんな思いで立ち上げたのが、「わたしの決断物語」です。
10年前の自分へ。苦しみも含めて、懸命に生きた30代の日々は、いまわたしの宝物だよ。楽しい未来が待っているから安心してね。
（写真/UZUKI SAITO)
そうやってめそめそ泣いていたわたしを、「大丈夫、40代は楽しいよ」と抱きしめてくれた先輩たちがいました。わたしなんかよりよほど多くの修羅場を経験したであろう年上の女性たちが、とても軽やかに、楽しそうに生きている姿は、当時のわたしにとって希望でした。
40代になったわたしは、もう前後不覚になるほど酔っぱらわないし、裸足で駆け出すこともない。何より、ようやく仕事の手応えを感じられるようになった。
10年間のフリーランスを経て法人化、メディアを立ち上げようと決めたとき、最初に思い浮かんだのは、わたしを抱きしめてくれた温かい腕でした。後輩女性たちをやさしく包み込む先輩のようなメディアを作りたい。そんな思いで立ち上げたのが、「わたしの決断物語」です。
10年前の自分へ。苦しみも含めて、懸命に生きた30代の日々は、いまわたしの宝物だよ。楽しい未来が待っているから安心してね。
（写真/UZUKI SAITO)
尾越まり恵 Twiiter
