乾 真治

20代半ばで格闘技のリングアナウンサーに挑戦しました。

東京で印刷会社の営業マンとして働くかたわら、週に1度は趣味の格闘技観戦に出かけていた20代半ば、観戦数と比例するように格闘技界の知人が増えていきました。

ある日、旗揚げ間もない団体でリングアナウンサーの募集がありました。やったことはないけれど、格闘技の知識は人一倍ある。営業職をしているので話すことも得意。以上の理由で自ら売り込みました。
結果は、思ったとおり大成功でした。この経験をきっかけに、数々の団体からリングアナウンサーの仕事を獲得。また、団体の内側に入ってイベント経営を学ぶとともに、DTP専門学校に通ってフライヤーやポスターの制作技術も習得しました。

30歳を期に地元・大阪に戻ってから、キックボクシングイベント「HIGHSPEED」を主催。
日中はサラリーマンとして働きながら、隙間時間を使って選手や会場との交渉、スポンサー営業、格闘技番組の収録などをこなしました。
そんな折、HIGHSPEEDの協賛に就いてくれた会社で新しく立ち上がったスポーツ事業部に参画することになり、2019年に脱サラしてジム運営に従事することになりました。

私が格闘技の技術を教えることはできませんが、幸いにも格闘技イベントで知り合ったたくさんの選手がいる。その中から人選してコーチを迎え入れ、雇用を生み出し、会員さんの健康維持に寄与している。社会貢献といえば言いすぎですが、人のために働かせてもらっていることで毎日の充実を感じています。

大好きな格闘技業界を仕事にしたいと思い、サラリーマンとして働きながら格闘技業界に身を置き続けた半生。経験のなかったリングアナウンサーをやってみたいと手を挙げたあの日の一言が、僕をここまで連れてきてくれた。
これからも大好きな格闘技とともに生きていきたいと思っています。



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