kohichishida

29歳で自分のからだに向き合う大切さを知ったことで、人生を大きく変えることができました。

大学卒業後、特にやりたいことも見つからぬままフリーターを続け、気づけば29歳に。将来への不安を感じていた矢先、「身体活動に焦点を当てて、社会との接点を持つ」というリハビリテーションの世界を知りました。「面白い!」と感じてリハビリ専門学校への入学を決意。国家資格を取得し、卒業後は回復期のリハビリ病院で勤務を始めました。脳卒中の後遺症などに苦しむ患者さんの機能改善を支える作業療法士の仕事は、とてもやりがいのある仕事です。でもそれは「やらないと動かなくなる」という半ば脅迫じみた訓練になってしまう危険性もはらんでおり、他の手段はないのかと疑問を抱くようになりました。

そんな中、リハビリ専門学校時代にフェルデンクライスの講義が面白いと聞いていたことを思い出し、早速勉強会に参加。無理して動かすのではなく、無駄な動きを排して動きの気づきを得る、というフェルデンクライスの考え方に共感しました。国際公認資格を取得し、2018年にフェルデンクライスジャーニーを設立。現在は、児童発達支援事業所で発達障害の子どもたちを支援しながら、何気ない生活動作の「動き」に気づくことで行動を変えていけるという考え方、強制的・機械的な反復訓練とは異なる「動き」のメタ認知の普及に注力しています。

※フェルデンクライス:フランスの物理学者・フェルデンクライスが開発した、「からだ」の動きや感覚を観察し、心地良い最適な行動をみつけていく学びのこと

(写真/ファーストクラスルーム自由が丘)


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