コラム本数

ライターになって14年になりました。
2022年に法人化しましたが、「わたしの決断物語」のメディア運営を除けば、フリーランス時代とさほど生活スタイルや仕事の内容は変わっていません。

フリーランスのライターが日々どんなふうに仕事をしているのか、違う職業の方から見ると、わかりづらい面も多いのかな、と思います。

「朝、何時に起きているの?」「週にどれくらい取材しているの?」など、いろいろ聞かれるのですが、今回は、その中でもよく聞かれる「月にどれくらい書いているんですか?」という質問に答えるべく、本数を数えてみました。
ライターという生き物の謎を解き明かしましょう!(あれ、そんなに謎じゃない?笑)

2025年3月と4月に書いた本数

ライターと一言で言っても、担当する領域や媒体によって、仕事の仕方は大きく異なります。わたしの場合、いまはビジネス系の雑誌とWEBのインタビュー記事をメインに書いています。

「わたしの決断内容」の取材・執筆がだいたい2~3割、大半は出版社などから依頼を受けて取材・執筆をする受託ライティングです。

少し前になりますが、すごーく忙しかった2025年3月と、わりと余裕があった4月の受託ライティングのボリュームを数えてみました。

まずは3月から。

取材数(1件あたり1時間程度):11件
うち、対面取材7件(地方出張2件/島根県と愛知県)、オンライン取材4件

コロナ禍以降、オンライン取材が増えて出張は減りましたが、撮影が必要だったりして、最近は対面取材も増えています。

執筆数:計16本
・雑誌 5本 12ページ 14100文字
・Web 11本 38300文字(1本平均3500字)

土日に関係なく、2日に1本のペースで原稿を書いていたことになります。我ながらよく書いたと思いますが、体が資本なので、人間的な生活を維持できる本数しか受けないように意識しています。
夜は6~7時間ちゃんと寝て、ご飯もしっかり食べる。ほどよく推し活もしますし、3月に見た韓国ドラマ(全16話)は4本でした(笑)。

そして4月。
取材数(1件あたり1時間程度):10件(対面取材4件、オンライン取材6件)
出張なし。

執筆数:全10本
・雑誌 7本 15ページ 18100文字
・Web 3本 10000文字(1本平均3300字)


3月より6本少ない上に、4月はオンライン取材が多く出張もなかったので、かなりラクでした。ゴールデンウイークに突入する後半には温泉旅行にも行きましたし、土・日もそれなりにゆっくりできる日があったと思います。韓国ドラマは、5本視聴しました(笑)。

毎日、いろんな人と会えるのが楽しいです

経験を積むごとにスピードはどんどん上がっていくので、ライターになった頃よりもたくさん数をこなせるようになりました。それでも上には上がいまして、何冊も本を出版されている大学教授などは、月に10万字近く書いていて、「超人すぎる!」と震えます。

受託ライティングの場合、同じ編集者や同じ媒体の記事を継続的に書いていると、効率は良くなります。また、専門領域を持つこともスピードアップにつながっています。

私の場合、担当する媒体の特性上、製造業の会社を取材することが多かったので、特に工場をたくさん見てきました。なので、マシニングセンタ(切削加工機)に3軸と5軸があることも知っています(ドヤ顔)。ネジ、ばね、缶詰、うにのトレイ、ハンガーなど数々の工場を見学させてもらった中で、いちばん萌えたのは刃物ですね。炎がぷしゃーーーと出る中で、汗を流しながら作業をしている刀鍛冶の方々がカッコよくて惚れそうでした(笑)。

初期の頃は、取材をしても話のポイントがつかめず、「何を言ってるのか全然わからん!」ということが多々ありました(涙)。
取材のあと、取材に同席した編集長から「わかった?」と聞かれて、「……」となり、じゃあカフェに行こうか、とカフェで取材のポイントをレクチャーしてもらったこともしばしば。フリーランスなのに教育してもらえるなんて、あり得ないことです(涙)。ぺーぺーの時代に助けてくださった多くの編集担当者さんには、本当に感謝しかありません。

ライターという仕事を通して、普段はなかなか会えない人にたくさん会って話を聞くことができました。時に、話をしている本人さえも気づいていなかったことを引き出せることもあります。それを言語化し、媒体を通して多くの人に伝えられることが、ライターのやりがいだと思います。

ライターの仕事について、気になること、知りたいことはありますか? 
わたしに答えられることであれば何でもお答えしますので、コメントでもメールでもSNSでも、気軽に聞いてくださいねー!

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