すっかりご挨拶が遅くなってしまいましたが、2024年、ライフメディアと「わたしの決断物語」をご支援いただき、ありがとうございました。
わたしの決断物語の記事を読んでくださった方、決断を聞かせてくださった方、ラジオを聞いてくださった方、イベントに参加してくださった方、SNSをフォロー&いいね!してくださった方、わたしたちと飲んでくださった方……あと、いろいろ! 本当にたくさんの関わり方をしてくださった皆様のおかげで、2024年も無事に終えることができました。
早いもので、ライフメディアを立ち上げて3年が経ち、今年は4期に突入します。
スタートアップの世界では、「死の谷」と言われたりする、創業から数年経ったときにぶち当たる壁。創業時はモチベーションも高く、ノリと勢いで乗り切れる部分も多い。「創業おめでとう!」とご祝儀的にお仕事をいただけたりもして、何だか慌ただしく時間が経っていく。
しかし、3年経つとさすがに創業期のドタバタからは抜け出し、いい意味で会社らしくなる一方で、正直疲れも出てくる。わたしと相棒のきしとんは、創業前1年間の準備期間を含めて、4年間全速力で走り続けてきました。
2人で受託のライティング業をこなしながらメディア運営もしているわけですが、これまでにパワーの問題で諦めたこともありますし、なかなか思うような結果が出ずに悩むこともありました。そんな、振り返ると少し苦しさもあった1年間だったなと思います。
とはいえ、楽しいこともたくさんありました!
編集長コラムでも書いた通り、韓国にも行きましたし、国際ロマンス詐欺にキュンキュンして楽しんだ時期もありました(笑)。
多くの新しい出会いにも恵まれ、わたしの決断物語を見てくださる方の数も安定的に増えています。会社も倒産しない程度の収益は確保できている!(←これ大事)
この2年ほど、『日経トップリーダー』という中小企業向けの経済誌で故・稲盛和夫さんの特集を担当していたのですが、稲盛さんは「苦しいときこそ人は本気になれる」とおっしゃっています。逆境こそ、その人の真価が問われる、ということですね。
一方で、うまくいっているときもまた試練である、とも言っています。人は現状に満足すると油断をして、努力しなくなってしまうから。
おごらず謙虚に、努力を続けることの大切さを、原稿にしたためてきたのでした。心に沁みるぜ。
2025年、ライフメディアが目指すこと
さて、そんな悲喜こもごもあった2024年が終わり、新しい年になりました。
2025年のライフメディアのテーマは、コチラ!

より多様な人たちとつながりながら、わたしの決断物語の事業をひろげていきます。
大きく、2つのことに挑戦します。
1つは、「読者クラブ」の結成。
わたしの決断物語のWebメディアを立ち上げて、次の4月で3年になります。いますでに400人近くの決断物語が集まっています。ここまで幅広い年代や職業の方々の、多様な人生のストーリーが集まっているサイトは他にはないと自負しています。
この取材を通して知り合った皆さんや、サイトをいつも読んでくださっている皆さんと、もっとリアルにつながっていきたい。そんな思いで結成するのが、読者クラブです。
詳細はまた後日報告しますが、2月から、毎月第3木曜日の夜に、決断物語にご登場いただいた方の中からゲストをお招きして、30分ほど講演などをしていただき、その後は参加者同士で懇親を深められるようなイベントを開催していきます。
はい、まりえときしとんは「会いに行けるライター/編集者」を目指します!(真剣)
そして、2つ目。
「わたしの決断物語」を書籍化します!!!!!
ショートストーリーの文末にサポートボタンがあるのをご存知でしょうか?
↓↓↓

サポートしてくださった皆さん、しっかり届いています! ありがとうございます!
ついに、このお約束を果たすときがやってきました。
これから細かく企画を練っていきますが、何とか年内には書籍にまとめたいと思っています。
編集長コラムの「【前編】株式会社ライフメディアが生まれるまで。」でも書いた通り、「版元になりたい!」「出版社になりたい!」という目標を持って始まったライフメディアです。その願いを叶えるべく、創業からずっと出版社になる道を模索しておりました。
書籍を制作し流通させる出版社にになるためには、決まった機関に認定してもらい、しかるべき手続きを踏む必要があります。本を出す以上は、当然その出版物に対する全責任を版元が負うわけですし、読者からの問い合わせにも即時対応する必要があります。その条件の中に、独立した「住所」の登録が必要でした。
2年目まで新宿区の創業支援センターにお世話になり、24年から同じく高田馬場のシェアオフィスに入っているライフメディアにとって、この条件がハードルになり出版社になれずにいました。
しかし、その条件が一部緩和されたのです!
そのことを、ショートストーリーで、ひとり出版社を立ち上げた決断を語ってくださった藤川明日香さんに教えてもらいました。
シェアオフィスであっても、きちんと郵便物が届くこと、社名が出ていることなど、条件はありますが、わたしたちは無事にクリアできました。
いま、藤川さんのようなひとり出版社が増えています。時代も変わって、大手取次を通して書店で売るだけが出版ではありません。電子書籍のみやAmazonで流通できればいいという考え方もあります。
まだまだ登録が完了したばかりで、細かいことはこれから研究していきますが、ひとまずライフメディアは無事に出版社になれました! つまり、ライフメディアから本を出すことができるようになったのです! パチパチパチパチ。
書籍版「わたしの決断物語」も、もちろんライフメディアから出版します。
Webメディアのままだと、いつか閉鎖しなければならないときがきます。本にすれば、ずっと残すことができます。もしかしたら、平安時代に書かれた日記が、当時の生活をわたしたちに教えてくれているように、100年後、200年後を生きる人たちに、昭和・平成・令和を生きたわたしたちの人生を伝えることができるかもしれない。
だから、書籍出版はライフメディアの悲願でもあります。
めちゃくちゃ大変だろうなー、いやー、大変だよねー。でも、がんばるぞー!
皆さん、応援お願いします!
読者クラブと書籍出版。これまで積み重ねてきたものをつなげてひろげていく1年にしていきますので、今年も温かいご支援をよろしくお願いします。
そして、皆さんにとっても、2025年が明るい1年となりますように。