2024年7月、保育の仕事とアスリートの両⽴を⽬指し、⽇本への移住を決意しました。
私はアフリカ東部に位置するウガンダという国で生まれ育ちました。ウガンダはケニアとコンゴ共和国に挟まれた赤道直下の国で、ヴィクトリア湖に接し、豊かな自然と野生動物が生息していることが特徴です。国土はちょうど日本の本州と同じくらいの大きさ。人口は4500万人ほどになります。
日本人からしてみればウガンダは遠い国のように感じるかもしれませんが、ウガンダではJICA(独立行政法人国際協力機構)の活動が活発で、日本はよく知られた存在です。もともと日本に興味を持っていた私はウガンダの日本大使館で働いていた経験もありますし、夫は日本でバレーボール選手として活躍しており、一度大分県にバレーボールの試合を見に来日したこともありました。
次第に私もバレーボールをやってみたいと思うようになり、5年ほど前から力を入れて練習を開始。そんなある日、保育⼠を中⼼とするバレーボールチーム『Viore NAGOYA』のInstagramアカウントが目に留まりました。日本で働いてみたいという気持ちが強くなっていた私は、「バレーボールをしながら保育園で働きたい!」と考え、すぐにDMを送信。するとそれを読んだ理事長(監督/オーナー)からすぐに返信があり、わたつみ保育園での採用を即決いただきました。わたつみ保育園の運営を手掛ける社会福祉法⼈栄寿福祉会は、「型破りな保育」を理念に掲げています。外国人採用ははじめての挑戦だったそうですが、ネイティブの英語に触れる機会の提供、保育士不足の解消などメリットが多いと考え、採用を決めてくださったと聞いています。
家族や友人たちの驚きを背に、2024年2月、日本への移住を決意。栄寿福祉会の人々の協力で何とか就労ビザを通すことに成功し、5カ月後となる7月に無事来日することができました。現在は保育園で調理補助や保育補助の仕事をしながら、ウガンダの公用語の1つでもある英語教育も子どもたちに行い、週2回ほどはバレーボールの練習に励んでいます。
日本の文化やホスピタリティ、1人暮らしでも安全に生活できる点はとても大きな魅力ですし、日本のお米文化やおそば、うどん、お好み焼きやたこ焼き、納豆やお味噌汁といった日本食もおいしく、移住してきてよかったなと感じます。
子どもが大好きなので、多少不安なことやハプニングがあっても、この仕事に就けたことに喜びを感じますし、バレーボールの練習はいいストレス解消にもなり、充実した毎日を送っています。今後は保育の仕事にもバレーボールの練習にもより一層精を出し、素敵な職員、素敵なバレーボール選手になれるよう努力していきたいと思います。
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