2019年11月1日、大学時代のバンドサークルで出会った 1つ年上の先輩と26歳の誕生日に結婚しました。翌2020年3月、生まれ育った横浜を出て彼が住む京都へ。これが私の決断です。
中学・高校と吹奏楽部でテナーサックスを吹いていた私は、大学でも音楽を続けたいと思い、ホーン隊(管楽器の演奏部隊)が多く在籍していたシャンソン研究会への入部を決めました。
大学横断で開催された合同合宿で彼と出会い、帰りのバスで偶然隣の席になったことがきっかけで少しずつ距離が縮まって、私が大学3年に進級する頃には自然とお付き合いに発展。彼が社会人になってからは彼の勤め先である京都と私の地元・横浜との遠距離恋愛になりましたが、今月は京都、来月は横浜、といった具合にうまくスケジュールを合わせて乗り切れました。
彼からのプロポーズは、ディズニーランドのワールドバザールエリアでのこと。ロマンチックな夜景の中、婚約ネックレスを差し出されました。……いや、彼からはきっとディズニーランドのキラキラした夢の世界が見えていたのでしょうが、私からは真っ暗で建設中のホテルの壁が見えていました。
――立ち位置、逆だったなぁ、惜しいなぁ(笑)。
そんな天然さに内心笑ってしまったけど、やさしくて誠実で、ちょっとだけいじられ要素のあるかわいい彼のことがやっぱり大好きだ。
見知らぬ土地、コロナ禍という特殊な環境での結婚で「かわいそう」なんて言われることもあるけれど、夫と出かける祇園祭も、観光がてら時々訪れてくれる友人たちとの交友もとても楽しく、案外今の生活をエンジョイできていると感じます。これからも彼と楽しく笑顔で温かな家庭を築いていけたらいいな。