松田さんショート

2020年、交際中のパートナーとの事実婚を選択しました。

若い頃から恋愛体質で、25歳のときには大きな失恋を経験。ずっと思い描いてきた「お嫁さんになる」という夢が崩れたときに、自分はどう生きたいのかをはじめて真剣に考えました。
2010年に5歳年下の彼氏と結婚し、娘を出産。2012年には肌トラブル改善専門サロンを展開する株式会社TRCを設立しました。
しかし、結婚して4年で破局を迎えることに。原因は彼の浮気やお金の問題、将来のビジョンの相違など複数ありましたが、起業を志したものの挫折した夫と、事業を拡大させていく私との間には、取り返しのつかない大きな溝ができていたのです。

いまのパートナーは、古くからの友人でした。離婚から数年が経ったある日、突然呼び出され、告白されました。
「結婚を前提に付き合ってほしい」
仕事の相談だと思い込んでいたので、「えぇ、そんな感じ? 私、好きな人いるけど(笑)」とビックリ。
私に娘がいることを知った上で告白するのは、それなりの覚悟があってのこと。過去の経験から当時好きだった人とはたぶん幸せになれないし、試しに彼と付き合ってみよう、と交際を始めました。
付き合ってみると、彼は仕事への理解があり、娘との関係も良好。すぐに「最高のパートナーだ!」と思うようになりました。

しかし、結婚にはハードルがありました。彼は長男で、私も家庭の事情から婿養子を望まれている。一緒に生活していく上でベストな選択は何かと話し合い、事実婚を選択しようと決めました。

1回目の結婚では、言いにくいことを飲み込んだ結果、大きなズレが生じてしまった。その反省を踏まえ、最初から家族では何でも話そうと決めました。そのおかげで、いまは何でも言い合える関係性ができています。

この先は、できればふたりの間に子どもを授かり、育てたい。もし授からなかったら里子を育てることも検討したい。そんなセンシティブなことも、彼としっかり話をしています。
言いにくいことは、お酒を飲みながら、あまり深刻にならない雰囲気で話すのがポイント。ただし、お金の話だけは別です。パソコンを開きつつ「財務会議」を開催し、真面目に話し合っています。

3人で食卓を囲み、何気ない話をする時間がすごく幸せ。お互いの目標を理解し応援し合える最高の関係です。
家族は会社経営に似ているかもしれません。戸籍や血縁に関係なく、同じビジョンを共有できていれば、きっとうまくいく。形にこだわる必要はない。一緒に過ごす時間の密度が何より大事だと私は思っています。

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