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2023年、20年間の夫婦関係を解消し夫と離婚しました。

新卒で入社した建設会社で知り合った夫と26歳で結婚。長男の妊娠をきっかけに、その後の人生を大きく変えることになるヨガと出会いました。もともと興味はあったのですが、経験したことがなかったので、「院内でヨガができること」を条件に出産する病院を選択。マタニティヨガをしてみると、「こんなに気持ちのいいものが世の中にあったんだ!」と感動し、また、ヨガの先生がすごく美しくて素敵だったので、「私も先生のようになりたい!」と思いました。出産後、養成学校に通って資格を取得。ヨガ講師としての活動を始めました。

1歳年上の夫は決して悪い人ではなかったのですが、怒りっぽいところがあり、ちょっとしたことで声を荒げることがたびたびありました。私は、そんな夫を怒らせないようにと、日常的に意識していたと思います。その瞬間には嫌な気持ちになるものの、怒らないときはいい夫でありいい父親です。穏やかな時間もあり、自分の好きなこともできていたので、自身の違和感を深掘りすることなく過ごしていました。

思えば、子どもの頃から保健室に行ったことがない子どもでした。頭が痛くても、どこまで我慢して、どのタイミングで保健室に行けばいいかわからなかったのです。それと同じように、離婚するタイミングがわからないまま、気が付けば20年が過ぎていました。

しかし、タイミングは突然やってきました。
それは、2021年のことでした。コロナ禍で旅行に行けない中で、家の近くのホテルを予約し、当時単身赴任をしていた夫も一緒に家族でゆっくり過ごすことにしたのです。しかし、そんな家族にとって大事な時間に、また夫の悪い癖が出てしまった。夫に強い口調で言葉を発せられた瞬間、私の心がプツっと切れました。

――もう、終わりにしよう。

2年後、長男の大学受験が終わったら離婚しようと決め、準備を始めました。とはいえ、自分で部屋を借りたこともありませんでした。はじめてのことばかりで不安が募り、自分で決断したにもかかわらず、半年くらいは夜な夜な泣いていました。

夫と2人だけで話すと感情が入り、離婚の話が進まないと感じていたので第三者に入ってもらって話し合いを進め、公正証書を作成。2023年に離婚が成立しました。離婚を進める中で、養育費を受け取っているシングルマザーが30%しかいないと知り、養育費の受け取りは当然の権利であること、夫側にとっても子どもに愛情を伝える手段であることを実感したので、離婚について新聞などの取材にも応じてきました。

下の娘はまだ小学生だったので、最も心配だったのはやはり経済面でした。夫の扶養の範囲内でヨガ講師をしていましたが、収入源を増やしたいと考え、離婚と同時にPR養成講座「PR塾」への入学を決めました。それなりのお金が必要でしたが、2年ローンを組み「頑張るしかない!」と覚悟を決めて飛び込んだ新しい道でした。

1年経ったとき、部屋のテラスの植物が枯れているのを見て、「あぁ、わたし1年間すごく頑張ったんだな」と思いました。PR塾に通いながら、ヨガ講師と子育て。自分なりに楽しんでいたつもりだったけれど、植物に水をあげるのを忘れるくらいには大変な毎日でした。

PRプロデューサーは、メディアと顧客を繋いだり、SNSを活用して顧客の認知拡大や売上を目指す仕事です。これまで出会えなかった多くの人との出会いがあり、とてもやりがいを感じています。

1人で子どもを育てていく大変さはありますが、離婚して心はとても自由になりました。何かしようとするたびに否定されていると感じたり、目の前にいつも見えない壁が立ちはだかっているような感覚がありました。でもいまは、気兼ねなく自分の好きなことができる。とにかく「軽く」なりました。

私たちは1人ひとり、大切にされるべき存在です。ヨガの生徒さんにはいつもそれを伝えているのに、私は長い間、夫に怒鳴られている自分をそのままにして、自分で自分を大切にできていなかったと気がつきました。これからは自分の心に正直に生きて、好きなことにもますますチャレンジしていきたい。そして女性が生き生きと自身の人生を生きられるような発信やサポートをしていきたいです。

(構成/尾越まり恵)

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