これが人生の決断です。
青山学院大学を卒業後、当時「社会に価値ある何かを残す」を企業理念に掲げていたインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。以来、総合人材サービス企業にて20年従事してきました。
プライベートではサーフィン好きが高じて、2013年に茅ヶ崎市中海岸に移住。同時期に通うようになった社会起業・政策学校がきっかけとなり地域貢献に興味を持つようになりました。市民活動団体を立ち上げ、シニアがいままで培ってきた経験を地域に還元するための棚卸ワークショップや御用聞きサービスを開始。「5分100円で何でもお手伝いします!」という内容で2000枚のチラシを自力でポスティングしました。
さまざまなプロジェクトに携わる中で、冒頭の決断につながったのは2021年秋「ちがさきこども選挙」でした。「子どもが市長を選ぶとしたらどんな視点で選ぶのか」という興味関心から、地元の市長選に合わせて実際に子どもたちが候補者を選ぶというプロジェクトに運営メンバーとして参加したのです。カフェやコワーキングスペースに投票所を設け、選挙管理委員会役の15名の子どもたちが投票所を取り仕切ります。結果、11の投票所で、計566票の投票を集めることができました。
参加した子どもが「街はただ住む場所だと思っていたけど、これからは街をより良くしたい」と語ってくれたことに心動かされる一方、前例のない取り組みへ理解を仰ぐ難しさやしがらみなど社会の縮図を感じる場面にも出くわしました。
「世の中こんなものだ」と諦めるのではなく、「自分たちでよりよくできるチャンスがある」と思える社会でありたい。そんなことを考えるうちに、自然と市議会選挙への出馬を考えるようになりました。
投票率の低い日本ですが、本来民主主義は「自分たちのことは、まず自分自身で考えて、みんなで話し合ってから決める」もののはず。だから、市政のこと、自分が住んでいる街のことは「自分のこと」として「自分を活かす」ことができる機会と考えたい。
そこで私は、100人対話マニフェストを始めました。マニフェストは候補者が一方的に考えて作るものではなく、街の人々の声から作り上げるものだと思うからです。
市議会議員選挙は1つのきっかけにすぎません。でも僕にとっては社会や街に対する能動的な姿勢の大きな一歩。この一歩から何かが変わると信じています。
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