松元佳那子

2022年、31歳のときに夫の転職を機にわたしも転職し、プライベートとのワークライフバランスを重視したフルリモートワーク勤務をスタートしました。

昔からダンスが好きで高校・大学のダンス部で全国大会に出場、奨励賞なども受賞したことがあるわたし。大学院では体育学を学んだのち、スポーツ系の大学博物館で学芸員として働き始めました。館内の案内や展示資料の管理、資料の収集、企画出しなど、仕事は多岐にわたり、忙しいながらも充実した毎日を過ごしていました。

その後、大学時代に知り合った男性と29歳のときに結婚。わたしは昔から母親になることが夢だったので、早速妊活を始めましたが残念ながら最初の妊娠で流産してしまい、高速道路を使って30分ほどかかる不妊治療専門クリニックに通うようになりました。排卵のタイミング、生理のタイミングに合わせて妊活するために仕事を調整しましたが、職場はほとんど男性。不妊治療をしていることを周囲に言えず、そっと半休を取得するしかありませんでした。そんななか、夫の転職が決定。学芸員の仕事は辞めざるを得ず、これを機に妊活をメインに考えられる職場を探したいと考えるようになりました。

いくつか信頼できる会社を見つけ、面接官や社長と話す中で、親身にいろんな話を聞いてくれてアットホームな会社だと感じた大江運送に魅力を感じ、業務委託契約を締結しました。競走馬輸送を手掛ける大江運送の本社は北海道にありますが、面接から現在に至るまで、一度も本社に行くことなく関西にある自宅で仕事をすることができています。

リモートワークをする人の採用、メールのやり取り、馬運車の運行チェック、SNS運用などを手掛け、業務日報で仕事の内容とかかった時間を報告し、それに見合った対価をいただく。決められていることがあるわけではなく、すべて自分のペースで働けるため、病院をメインにスケジュールを組み、午前中に仕事をして、午後は病院に行く、という流れもスムーズで、まったくストレスがありませんでした。

その後、無事に娘を出産し、いまは育児を続けながら1日に2~3時間ほど仕事をする生活を続けています。子どもが生まれたらなるべくそばにいたいと思っていたので、しっかりと子どもとの時間が取れるいまの働き方ができて本当に良かったと思っています。大江運送はやりたいことを応援してくれるだけでなく「こんなふうにしたら?」と一緒に考えてくれる会社です。いまはまだ稼働時間が少ないですが、子どもがもう少し大きくなったら少しずつ業務時間を増やしていきたい。これからも自分らしく、ワークライフバランスを重視しながら働いていければと思います。 (構成/岸のぞみ)


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