しみこ

生まれや性別に関係なく、すべての人が自ら人生を選択できる社会をつくりたい。
そう考え、キャバクラ店のキャスト兼店長職を辞し、企業の代表兼エンジニアという新たな道を歩むことを決めたのは、今から7年ほど前のことでした。

母子家庭で育ったわたしは、キャバクラでアルバイトをして学費を稼ぎながら学生生活を送っていました。大学卒業後も、キャスト兼店長代理のような立場で、キャストの子たちのマネジメントをする傍ら、彼女たちの悩みに答えたり、中絶に付き合ったりする生活を続けていました。ちょうどその頃、Twitterで5歳年下の学生起業家集団に出会います。

キャストの子たちのメンタルケアについて、「この子たちの悩みに完全に寄り添うことはできない」と悩んでいた矢先だったこともあり、悩める人たちをマッチングするようなコミュニティアプリを開発できないかと考えるようになりました。

早速プログラミングを猛勉強。2015年、株式会社祭を立ち上げました。当初は低用量ピルの遠隔診療をテーマとしたアプリ開発など試行錯誤していましたが、2020年、ようやくメンタルヘルスのコミュニティアプリ『いつでもおかえり』のリリースを実現。このアプリは、独自のガイドラインと設計により、誹謗中傷の少ない環境で気持ちを書き込んだり、同じ悩みを抱えたユーザーと交流したりできるコミュニティアプリとなっています。

まだまだ成長途中のアプリではありますが、ゆくゆくはかつてのmixiやクックパッドのように、誰もが知るインフラ的アプリに育てたい。それが今の新たな目標になりました。


株式会社祭 公式note 

いつでもおかえり アプリ


おすすめの記事