久川さんショート

きっかけは、ユーザベース創業者の梅田優祐から全社員に発信されたSlackのメッセージでした。「ウクライナの避難民を受け入れる活動を支援したいけど、手伝える人いる?」。そこから有志のチャットグループができました。最初は静観していたのですが、ある日、梅田からこんなメッセージが。「キーウからセルビアに逃げてきた親子がいる。誰か保証人になれる人いない?」。力になりたいけれど、“保証人”という言葉の重さに躊躇してしまう。避難民の保証人制度を調べると、渡航費と当面の生活費といった経済的な支援がメインで、日本での行動すべてに責任を持つわけではないらしい。そこで保証人になる決意が固まりました。

それからは怒涛の10日間。ビザの申請書類にサインして、ビザが下りたら航空券の手配。「え、それ私がやるの?」と思いながらも、確かに、誰かがやらないといけないことだな、と。外国籍の他人の航空券を予約する緊張感! ベオグラード発、イスタンブール経由、羽田着の便を手配し、空港に迎えに行きました。ケイトさん親子と無事に会えたときはホっとしました。会話をする中で、彼女たちにもごく普通の日常生活があったことを改めて実感しています。決してニュースの中の話ではないのです。


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