Mikiさんショート

2021年4月、マルタ共和国に3カ月。その後イギリスに6カ月、計9カ月間の留学で語学とグローバルビジネスを学びました。

マーケティングの仕事でキャリアを積む中で、将来について考える機会が徐々に増えていきました。
――人口減少が進む日本で、日本人と、日本国内向けの仕事だけを続けていたら、ビジネスパーソンとしての価値は5年でなくなってしまいそう……。
そんな危機感を覚えた2019年の時点で、私の英語力は旅行会話レベル。
問題なくビジネスができるレベルの英語力を身に着けたい。日本と同様に古い歴史を持ち、人口が増えないことを前提とした持続成長モデルを進めているヨーロッパの国から、グローバルなビジネスを学びたいと考えました。

「いつか行けたらなぁ」から「いつ行こうか」と考えが具体的に変わった時点で、すでに40代。「今から?」という気持ちは、当然自分にもあった。
一方で、社会人になってすでに20年弱。この先、同じくらい働くと思うと、「今がベスト」とも思うようになった。コンサルタントとしてのキャリアが10年になったことも、意思決定のきっかけに。仕事の土台が構築されて、立ち止まることに不安がなくなっていた。30代は仕事をこなすことで安心していたところもあり、立ち止まることができませんでした。

最後の一押しは、子どものころからの夢。中・高生のときは、小説や海外旅行のパンフレットを見て、海外に思いを馳せていた。
「大人になったら、こんなキラキラした世界で、英語を駆使して仕事をしちゃうのかも……!」
でも、大人になって数十年、そんな未来にはなっていない。仕事だけでなく、私自身の夢も叶えたい。

コロナ禍になったため1年間様子を見た後、まずはコロナを抑え外国人を受け入れていたマルタへ。
海外での学習は座学中心の日本とは全然違って、ディスカッションが中心です。語学の授業でも社会経済や法律、テクノロジーなど、さまざまなテーマについて意見を求められます。
日本の管理職におけるジェンダー比率。死刑制度の継続理由。
たとえ英語が話せても、自分の考えがなければ伝えられないことばかり。ビジネスのクラスでは環境や経済の変化を自国に置き換えてリアルさを徹底追求。年齢と経験を重ねたいまだからこそ、話せたこと、学べたことがたくさんありました。

帰国後は仕事のスキルも視点も変化し、今回の挑戦が次の20年へのターニングポイントになったと実感しています。

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