「タイで働いてみたい!」
バンコクに新設される事務所の所長となる上司に掛け合ったのは2014年、山善に入社して5年目のことでした。
商社の仕事に興味を持ち、新卒の一般職として山善に入社。受発注業務を担当し、最初は仕事を覚えるのに精一杯でしたが、慣れてくると、「新しいことをやりたい」と考えるようになりました。そんなときに直属の上司がタイに赴任することになったのです。これは新しいことに挑戦するチャンスだと思い自ら手を挙げました。
しかし、女性のタイ赴任は前例がなく、一度退職して、現地法人に入社し直す必要があるとのこと。もともと転職も視野に入れていたので、それでもいいと思いました。気になったのは治安ですが、現地に駐在している方にサポートしていただき、安全なエリアで住む家を見つけられました。タイは住みやすく、食べ物がおいしい。苦手だったパクチーも、気が付けば食べられるようになっていました。
タイでは、ペン1本から工作機械まで、1万点ほどのアイテムの中から、お客様のご依頼をお見積もりして発注する業務を担当しました。
3年半をタイで過ごした後、帰国して山善に再入社し、今は山善のトータル・ファクトリー・ソリューション支社(TFS支社)で、製造業のお客様に向けてロボットの営業をしています。営業ははじめてで、しかもロボットの技術的な知識はありませんでした。女性の営業は珍しがってもらえるのですが、質問に対して「確認します」と持ち帰ろうとすると、「あなたはこのロボットを責任持って売るんでしょ?」と厳しいお叱りを受けたことも。お客様に信用される営業になるために、技術スタッフに張り付いて、必死にロボットの構造を勉強し、お客様に説明できるようになりました。
私がいまこうして営業として頑張れているのは、タイでの経験があったからです。 日本と違い、タイではたくさんの女性の営業スタッフが生き生きと働いていました。彼女たちはフルタイムで働きながらも、子どもを持ち、家庭も大事にしている。そんな姿を見て、私も仕事と家庭を両立したいと考え、総合職の営業に挑戦したのです。最近では同じ部署に女性社員が増えてきました。管理職となり、若手社員のロールモデルになることが今後の目標です。
あのとき、タイに行って本当に良かった。チャンスがあるならば、それを逃してはいけない。思い立ったときがタイミングです。
バンコクに新設される事務所の所長となる上司に掛け合ったのは2014年、山善に入社して5年目のことでした。
商社の仕事に興味を持ち、新卒の一般職として山善に入社。受発注業務を担当し、最初は仕事を覚えるのに精一杯でしたが、慣れてくると、「新しいことをやりたい」と考えるようになりました。そんなときに直属の上司がタイに赴任することになったのです。これは新しいことに挑戦するチャンスだと思い自ら手を挙げました。
しかし、女性のタイ赴任は前例がなく、一度退職して、現地法人に入社し直す必要があるとのこと。もともと転職も視野に入れていたので、それでもいいと思いました。気になったのは治安ですが、現地に駐在している方にサポートしていただき、安全なエリアで住む家を見つけられました。タイは住みやすく、食べ物がおいしい。苦手だったパクチーも、気が付けば食べられるようになっていました。
タイでは、ペン1本から工作機械まで、1万点ほどのアイテムの中から、お客様のご依頼をお見積もりして発注する業務を担当しました。
3年半をタイで過ごした後、帰国して山善に再入社し、今は山善のトータル・ファクトリー・ソリューション支社(TFS支社)で、製造業のお客様に向けてロボットの営業をしています。営業ははじめてで、しかもロボットの技術的な知識はありませんでした。女性の営業は珍しがってもらえるのですが、質問に対して「確認します」と持ち帰ろうとすると、「あなたはこのロボットを責任持って売るんでしょ?」と厳しいお叱りを受けたことも。お客様に信用される営業になるために、技術スタッフに張り付いて、必死にロボットの構造を勉強し、お客様に説明できるようになりました。
私がいまこうして営業として頑張れているのは、タイでの経験があったからです。 日本と違い、タイではたくさんの女性の営業スタッフが生き生きと働いていました。彼女たちはフルタイムで働きながらも、子どもを持ち、家庭も大事にしている。そんな姿を見て、私も仕事と家庭を両立したいと考え、総合職の営業に挑戦したのです。最近では同じ部署に女性社員が増えてきました。管理職となり、若手社員のロールモデルになることが今後の目標です。
あのとき、タイに行って本当に良かった。チャンスがあるならば、それを逃してはいけない。思い立ったときがタイミングです。
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